公益財団法人 福島県産業振興センター

福島県事業承継・引継ぎ支援センター

事例紹介 背景

県内の事業承継事例

事例 1

入念に準備し、承継円滑化法も活用しスムーズに移行



【従業員承継】 寶薬品工業株式会社

寶薬品工業株式会社

経緯

  • 寶薬品工業は、家庭用、企業用の配置薬販売業として、県中、会津ブロックを中心に基盤を持つ企業。家庭と企業の健康と安心を長年見守ってきた。
  • 後継者不在のため、従業員承継を検討、2021年から当センターに相談し社内の準備に着手。
  • 計画的な承継対策と人材育成により、2022年11月社長を藤原氏に引継ぎ、また2023年経営承継円滑化法の適用を県知事に申請し適用、承継をスムーズに実施し2023年6月に完了した。

寶薬品工業株式会社 概要

  • 所在地 郡山市
  • 創業 南会津町で薬局として創業。2代目の前社長が平成28年に郡山市に移転。
  • 資本金 20百万円
  • 従業員数 8人
  • 家庭用、企業用の配置薬販売業

事例 2

将来を見越した計画的な経営強化で承継を実現



【従業員承継】 株式会社五島屋

株式会社五島屋

経緯

  • 創業90年を超える老舗の住設機器・建材の卸売、小売業。
  • 環境変化により業績が伸び悩んだ時期があり、オーナー家の縁戚である橋本会長、知人である増田社長が経営に参画し経営強化を図って来た。
  • 当センターには2019年に相談があったが、経営強化を計画的に実施するとともに、オーナー家の後継者を役員参加させるなど育成も図り、承継への環境を整え2023年6月に引継ぎが完了した。

株式会社五島屋 概要

  • 所在地 伊達郡桑折町
  • 創業 昭和7年、設立 昭和44年
  • 資本金 3百万円
  • 従業員数 7人
  • 住宅関連機器、建設資材卸売業

事例 3

身近なところで引継ぎを早期に実現



【第三者承継】 美術堂

美術堂

経緯

  • 後継者不在のため、2023年1月に当センターに相談。
  • 県内でも数少ない画材、額縁等の専門的小売業であり、身近であるユーザーを中心に相手探しを行ったところ、県内在住の画家が事業を譲受することになった。
  • 各顧問税理士の支援もあり2023年5月に引継ぎを完了した。

美術堂 概要

  • 所在地 郡山市
  • 創業 35年
  • 画材・額縁・文具販売

事例 4

譲受により顧客価値を創出、シナジーの極大化へ



【第三者承継】 蒲田金属工業株式会社

蒲田金属工業株式会社

経緯

  • 蒲田金属工業は、創業53年の歴史を持ち、アルミ鋳造による部品製造業としての専門的分野で多くの産業界に貢献して来た。
  • 蒲田金属工業の課題として、後工程である切削加工の機能が無かったことから、当センター、日本公庫の紹介で後継者不在であったいわき市の小野製作所の紹介を受け譲受に至った。
  • 譲受により、鋳物素材から切削加工までの一貫生産が県内において可能となり、顧客価値の新たな創出に加え、地域経済そして雇用の創出に貢献している。

蒲田金属工業株式会社 概要

  • 所在地 安達郡大玉村
  • 創業 53年
  • 資本金 10百万円
  • 従業員 21人
  • アルミ鋳造業(空調機器、空圧機器、航空灯器、ロボット、建機等の部品製造)
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